読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

渋谷シネマライズ閉館、8つの映画を当時の日記で振り返る

渋谷シネマライズの思い出の映画

先日、渋谷の単館系映画館シネマライズが2016年に閉館というニュースがありました。

渋谷シネマライズ、16年正月上映をもって閉館

最近は全然行っていなかったのですが、90年代後半から2000年前半はよく行っていた思い出の場所だったのでショックです。 あまりに切ないので、シネマライズで見た8つの映画を過去の日記(ほぼ原文ママ)とともに振り返ってみました。

トレイン・スポッティング(1997年)

トレインスポッティング 特別編 [DVD]

1997年当時は八王子に住んでいました。 大学中退後、無職でお金も全然なかったのですが、キラキラ輝くこの映画がどうしても見たくて渋谷まで往復2時間かけて見に行ったことを思い出します。

https://www.youtube.com/watch?v=Rgk7u7TDTSw

今日はひさしぶりに渋谷に行った。遅ればせながら「トレイン・スポッティング」を見るためである。約一年振りに映画館で見る映画が、これというのもなかなかいい感じだ。 真昼なのであまり客がいない。パンフレットを買い(700円もした!)、すばやくど真ん中の特等席に座った。15分ほど宣伝を見せられたあとに(いつも思うけどなんで金を払ってまでCMを見ないといけないんだろう?)ようやく本編開始。 イギー・ポップの「Lust For Life」が流れる中、走って逃げる男たち。最初のこの場面で完璧にやられてしまった。「もうあんたの勝ちです!」って感じである。 仕事もなく、明日のことも考えず、ひたすらヘロインに溺れ、窃盗をする主人公たち。こう書くと暗い話のようだが、登場人物がみんなタフだからだろうか(ダイアナ役のケリー・マクドナルドがすごいキュート)、見ている間はそんなこと全然感じさせないパワーがあった。とにかくラストまでひたすら逃げ続ける。それがすごく爽快で、妙に幸せな気持ちになった。

ムトゥ踊るマハラジャ(1998年)

ムトゥ 踊るマハラジャ[DVD]

馬車が崖をジャンプするシーンで、場内みんなで拍手と爆笑。 今まで映画館でいろいろな映画を見てきましたが、あんな経験をしたのは後にも先にもこの映画だけです。

https://www.youtube.com/watch?v=TASx834JmV4

晴れていたら代々木公園に行くつもりだったのだが、雨なので予定変更、「ムトゥ 踊るマハラジャ」を見に行くことにした。早めに劇場に入って、結構いい席に座る。ポップコーン食べる。で、上映開始。ドキドキ。 もう、もう、もう、とにかく最高! ドリフと「燃えよドラゴン」と「インディ・ジョーンズ」を勧善懲悪カレーで3年煮込んでひっくり返したような映画だ。スゴイスゴイ! オープニングでいきなり「スーパースター・ラジニ」と出るのに感動。最初のジャンプに感動。すぐ踊る強引な展開に感動。ラガナの美人っぷりに感動。敵をビシバシ吹っ飛ばすムトゥの強さに感動。何かあるたびに手ぬぐいをブンブン振り回すのに感動。馬車チェイスに感動。ベタベタなのにやたら笑えるギャグに感動。実は真面目なメッセージがあるのに感動。とにかく感動。ゲラゲラ笑った。ホントにスゴイよ、この映画は! スゴイスゴイ! スゴイスゴイスゴイ! 気がついたら喉がカラカラ。帰って思いきりウーロン茶を飲む。はぁー。

ビヨンド・ザ・マット(2001年)

ビヨンド・ザ・マット [レンタル落ち]

日本でWWF(現WWE)のブームが来る直前、レイトショーでしかやっていなかったこの映画をどうしても見たくて行きました。 この映画に影響受けて、翌2002年に横浜であった「WWFスマックダウンツアー」まで行くことに。

渋谷で「ビヨンド・ザ・マット」を見る。WWFに出てくるプロレスラーたちのプロレスに対する姿勢、そして家族が描かれたドキュメンタリー。ケガをしていても家庭で何があっても観客を楽しませるためにリングへ上がるレスラーたちはすごいカッコイイ。そしてチクチク痛い。ラスト、血まみれになり、家族が泣いていても「ファンは満足してくれただろうか?」と問いかけるミック・フォーリーを見ていたら自然に涙がザバザバ出てきた。本物の“プロ”を見た。

チアーズ!(2001年)

チアーズ! [レンタル落ち]

この映画と「スパイダーマン(2002年)」でこの頃はキルスティン・ダンストがグイグイきてました。でも日本人には受けないかわいさですよね。

https://www.youtube.com/watch?v=p6WjlE85YL0

渋谷シネマライズで「チアーズ!」を見る。ベタベタな青春映画大好きっこなので最初から最後まで胸キュンしまくりで楽しかった。とにかく踊りのシーンは圧巻圧巻また圧巻。これだけで1800円の価値アリ。そして何と言っても素晴らしかったのがエンディング。NGシーンを流しながら出演者たちが「ミッキー」を代わる代わる歌うのだ。あぁ、まるで「時をかける少女」のエンディングみたい。アイドル映画の王道。素晴らしい。 でもパンフレットはオシャレトンガリキッズ向けに偏りすぎ。肝心の出演者についてほとんど触れていないというひどい内容でガックリの出来だった。

ドッグ・ショウ!(2001年)

ドッグ・ショウ! 特別版 [DVD]

日記には「ドッグ・ショウ!」を見たことしか記載されていませんでした。よほど合鍵を引き取り忘れたのが悔しかったんですかね…。

渋谷シネマライズで「ドッグ・ショウ!」を見る。 東急ハンズで家の合い鍵を作る…のだが、引き取るのをすっかり忘れて家に帰ってしまい、もう1度渋谷まで戻るはめに。あーもー、自分のウッカリ加減には本当に腹が立つ。

アメリ(2001年)

アメリ [DVD]

この年の「アメリ」ブームはすごくて、劇場もおしゃれっ子で満員でした。 アメリに憧れた彼女たちは、今どこで何をしているのでしょうか。僕もオッサンになってしまいました。

渋谷シネマライズで「アメリ」を見る。妄想の世界から現実へと旅立つ女の子のハッピー冒険ムービー。イタズラ心満載で、最初から最後まで笑いっぱなしニコニコしまくりだった。伏線の張り方も絶妙(証明写真の男や、数十年ぶりの手紙のくだりは「ハッ!!」となるほど)。そして登場人物全員がとてもいい顔していてよかった。見たあととても幸せ気分に。最近、見る映画見る映画はずれなしでとても嬉しい。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2002年)

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [レンタル落ち]

昔は重い内容の映画も好んで見ていましたが、今では楽しくてハッピーな映画しか見ないようになりました。

https://www.youtube.com/watch?v=py8M6SiveM4

自分の片割れを探し続けるニューハーフのロック・ミュージカル。倒れても倒れても立ち上がり、いろんな不幸を笑い飛ばしタフに生き続ける主人公ヘドウィグがとてもよい。悲しいけど明るい。それだけにラストはグッときた。もちろん音楽も最高。見終わったあと、頭の中をグルグル回ってどうしようもない。確実に見た人の心に残る映画だ。もう1回見たいなぁ。

茶の味(2004年)

茶の味 グッドテイスト・エディション [DVD]

当時はミニシアター系の邦画に活気がありましたよね。この映画は劇中で流れる変な歌しか覚えてないですが…。

https://www.youtube.com/watch?v=z58d8ocX1D4

田舎町に住む春野一家のお話。ドキドキもワクワクもアクションもどんでん返しも何もないけどほのぼのおもしろかった。最初から最後まで笑いまくり。そして最後にホロリ。 全編にちりばめられた小ネタがあざとくならないギリギリのラインでいい感じ。若人あきらがあまりにもおもしろすぎるので頼りすぎてしまうのでは…と心配してしまったけど、これまた程よい抑えっぷりでいい感じ。主役の学生っぷりがリアルすぎていい感じ(好きな女の子が自分と同じ趣味だなんて最高すぎる設定!)。妹がかわいくていい感じ。ニコニコ見ていたらあっという間に終わってしまった。石井監督に対して「鮫肌男と桃尻女」の時は「へー、オサレな映像撮る人だなぁ」くらいしか思わなかったんだけど、この映画ではその映像の美しさやCGの使い具合が物語にピッタリはまっていてとてもよかったなぁ。

 

以上、シネマライズで見た8つの映画の思い出でした。 もう今後こんなに思い出のある映画館は現れないと思うと切ないです。はぁ。

スポンサーリンク