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男子校出身者が映画「桐島、部活やめるってよ」を見て全くピンとこなかった話

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

映画「桐島、部活やめるってよ」見ました。

いろいろな日本の主要映画賞を総なめしたし、公開当時各所に話題になっていたし、「同じエピソードをいろいろな登場人物の視点で描く」という映画が大好物だし、とにかくめちゃめちゃめちゃめちゃ期待して見たのですが、結果的には全くピンときませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=KjjG0WTQ6C4

悩み?彼女いるから別にいいじゃん!

僕は高校が男子校だったので全く女性と縁がない3年間を過ごしたのですが、そんな僕にとって「桐島、部活やめるってよ」が描く共学校の男女の風景は「スターウォーズ」級のSF映画にしか見えません。 何万光年も離れた遠い銀河の話で、全然リアルじゃない。 高校の同じクラスに女の子たちがいる、という状況が全く理解できません。

例えば主人公の一人の菊池。(「あまちゃん」の若い頃の大吉さん!)

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学校のスター桐島の親友。運動神経抜群でイケメン。さらに同じクラスに彼女がいます。 野球部をサボりがちの幽霊部員で、毎日ぶらぶらと帰宅部の友達と遊んでばっかり。

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学校の裏で彼女とエロい感じのキスしてるし。おそらくBもCもしているのでしょう。ムキーッ。 もちろん彼なりにいろいろ悩みがあるのも分かるのですが、 「彼女いるから別にいいじゃん!」 としか思えません。

もう一人の主人公前田。 映画部で、「映画秘宝」読んでいて、ゾンビ映画「生徒会・オブ・ザ・デッド」を撮影して、女の子に嘲笑されがちなポジションで、感情移入するなら彼です。彼のはずです。 しかし、映画館で同級生の橋本愛と出会って会話しちゃったり。

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大後寿々花とも会話してます。

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女性と会話している時点で勝ち組です。大勝利です。

冴えない高校生活だったとしても、何年たっても、何十年たっても、彼の歴史には「高校時代に女性と会話した」ということが残り続けます。 もちろん彼なりにいろいろ悩みがあるのも分かるのですが、 「女の子と会話してるから別にいいじゃん!」 としか思えません。

素晴らしい完成度だからこそ感じる距離感

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結局僕は最後まで 「女の子がいる高校生活うらやましいなー」 以上の感想が出てきませんでした。

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フィクションだから…と気持ちを割り切ることをさせてくれない。 もう二度と高校生活をすごすことはできない、と分かっていても、もしかしたら自分もこの映画の一員になれるんじゃないか…と思ってしまう。 他の青春映画を見ても今回のような気持ちにはならないので、この映画が描く風景は特別なんだと思います。 特別だからこそ、自分(の過去)との距離をとてつもなく感じてしまいました。

本当は 「桐島最高!もっと早く見ればよかった!」 「この映画は自分のために作られた映画だ!」 とツイートして、絶賛している人たちの輪に入りたかったです。悲しい。残念。

男子校出身だから、というよりも僕個人の問題かもしれないですね…。

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